建設・土木現場の熱中症対策
建設・土木現場向けガイド

建設・土木現場の熱中症対策ガイド法人担当者が準備すべき用品とチェック項目

屋外作業・重作業・保護具着用でリスクが高まる建設現場の熱中症対策を、「測る・休ませる・補給する・冷やす・知らせる」5つの基本で整理します。

建設・土木現場では、なぜ熱中症対策が重要なのか

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屋外・照り返し・無風

直射日光、アスファルトや地面からの照り返し、無風状態が重なりやすく、体感温度が大幅に上昇します。

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重作業+保護具着用

資材運搬・掘削・足場作業など身体負荷が高く、ヘルメット・安全帯・長袖着用で熱が逃げにくい環境になります。

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現場ごとに環境が異なる

同じ会社でも日陰・休憩所・給水ポイントが現場ごとに違うため、全社共通ルールだけでは不足しやすい業種です。

⚠️ 2025年6月施行|労働安全衛生規則改正のポイント

WBGT28度以上または気温31度以上の作業場で、継続1時間以上または1日4時間を超える見込みの作業については、熱中症のおそれがある作業者の報告体制悪化防止手順を事業場ごとに定め、関係作業者へ周知することが求められています。

まず確認したい、建設現場の熱中症対策5つの基本

「測る・休ませる・補給する・冷やす・知らせる」の5つを組み合わせることが出発点です。

建設現場の熱中症対策5つの基本
1

測る|WBGTで暑さを見える化

朝礼時・午前午後の作業開始前・休憩後など定時で測定。現場全体で判断基準を揃えます。

2

休ませる|休憩場所と日陰を確保

簡易テント・送風機・スポットクーラーで「涼める場所」を物理的に用意し、時間を決めて確実に休憩を取ります。

3

補給する|水分・塩分を仕組み化

飲料・塩分タブレットを現場に常備。「のどが渇く前に補給」をルール化し、新人にも伝わりやすくします。

4

冷やす|冷却用品を現場条件で選ぶ

冷却ベスト・冷感タオルを作業内容・安全面を踏まえて選定。高所では干渉や重量も確認が必要です。

5

知らせる|報告ルートと手順を共有

「体調が悪い」と言いやすい雰囲気と報告先・搬送先・初動手順をセットで整えます。

現場タイプ別に見る、必要な熱中症対策

現場タイプ別に整理すると、自社現場に置き換えやすくなります。

現場タイプ別熱中症対策
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道路工事・舗装工事

主なリスク:照り返し・長時間屋外

  • 移動式の日よけ、簡易テント
  • 冷却ベスト、冷感タオル
  • 飲料保管用の保冷ボックス、塩分補給用品
  • 水分補給・体調報告の注意喚起表示
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建築現場・足場作業

主なリスク:高所作業・保護具着用

  • 作業前の体調確認、声かけの徹底
  • 冷感インナー、空調系ウェア(安全性確認のうえ選定)
  • こまめな休憩と水分・塩分補給
  • 「無理せず休む」と言いやすい報告体制
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土木・造成・外構工事

主なリスク:日陰不足・重作業

  • 簡易テントやタープによる日陰の確保
  • ミスト・送風機による休憩所の温度管理
  • 保冷ボックスでの飲料保管、経口補水系飲料の常備
  • WBGT計による定時測定
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屋内解体・倉庫内作業

主なリスク:熱気・湿度・換気不足

  • 大型扇風機、スポットクーラー
  • 換気・湿度管理
  • 屋内向けWBGT計での確認
  • 冷却タオル、冷感ウェアの活用

建設・土木現場向け 熱中症対策チェックリスト

社内説明・朝礼資料にも使える形でまとめました。

建設現場 熱中症対策チェックリスト

事前準備チェック

  • WBGT計・温湿度計を準備している
  • 現場ごとの休憩場所を決めている
  • 水分・塩分補給用品の数量を確認している
  • 体調不良時の報告先を決めている
  • 緊急搬送先・連絡先を共有している
  • 新規入場者への説明内容に熱中症対策を含めている
  • 協力会社にも現場ルールを共有している

朝礼時チェック

  • 当日のWBGT・気温・天気予報を確認した
  • 作業内容と暑さリスクを共有した
  • 休憩時間・休憩場所を確認した
  • 水分・塩分補給のタイミングを伝えた
  • 体調不良時に無理をしないよう声かけした

作業中チェック

  • 休憩が予定通り取れている
  • 体調不良を訴えやすい雰囲気がある
  • 新人・高齢作業者・体調不安者に声かけしている
  • 飲料・塩分補給用品が不足していない
  • 暑さが厳しい時間帯の作業調整を検討している

緊急時チェック

  • 作業から離脱させる手順が共有されている
  • 涼しい場所・日陰へ移動できる
  • 身体を冷やす用品がある
  • 必要に応じて医療機関・救急へつなぐ判断ルートがある
  • 緊急連絡先・搬送先の情報が現場で確認できる

迷った場合は3ステップ診断で必要カテゴリを確認

「何から手を付ければよいか分からない」という場合は、3ステップ診断で方向性を整理することをおすすめします。

3ステップで完了

3ステップ診断で、職場に必要な対策を確認

業種・作業環境・お困りごとを選ぶだけで、推奨レベルとおすすめ対策カテゴリが分かります。

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よくある質問

Q. 建設業では熱中症対策が必要ですか?

はい。建設・土木現場は屋外作業、重作業、保護具の着用、照り返しなどにより暑熱リスクが高まりやすいため、現場単位での対策が重要です。

Q. 建設現場では何から熱中症対策を始めればよいですか?

まずは、WBGT・気温の確認、休憩場所の確保、水分・塩分補給、冷却用品の準備、体調不良時の報告ルート整備から始めると整理しやすいです。

Q. WBGT計は建設現場に必要ですか?

WBGTは暑さによるリスクを判断するための重要な指標です。朝礼時や休憩後などに確認し、作業計画や休憩の判断材料として活用することが考えられます。

Q. 水分補給だけでは不十分ですか?

水分補給は重要ですが、塩分補給、休憩場所の確保、身体を冷やす用品、作業時間の調整、体調確認などを組み合わせることが大切です。

Q. 協力会社や応援作業者にも周知が必要ですか?

体調不良時の報告先、休憩場所、補給ルール、緊急時対応を共有しておくことが重要です。新規入場者教育や朝礼時に確認できる形にしておくと運用しやすくなります。

建設現場の熱中症対策用品を
グリーンセレクトで確認する

WBGT計、休憩所用品、水分・塩分補給、冷却グッズ、健康管理用品など、現場に必要なカテゴリ別に確認できます。

本ページは一般的な情報提供を目的としています。法令対応については所轄労働基準監督署・社内安全衛生担当者にご確認ください。