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現場で使えるTips読了時間:約12分

熱中症対策の呼びかけ例文集職場・現場・イベントでそのまま使える注意喚起フレーズ

熱中症対策の呼びかけを朝礼で行う日本の作業現場
朝礼で熱中症対策を呼びかける現場のイメージ

熱中症対策では、用品をそろえるだけでなく、現場で働く一人ひとりの行動につなげる「呼びかけ」が欠かせません。この記事では、朝礼・職場・工事現場・工場・倉庫・配送・イベント・社内メール・掲示物・停電時・体調不良者への声かけまで、安全衛生担当者や現場責任者がそのまま使える呼びかけ例文を場面別にまとめました。すべての例文は「聞いた人が次に何をすればよいか」まで含めて作っています。コピーして、自社の状況に合わせて調整してご活用ください。

この記事でわかること

熱中症対策の呼びかけはなぜ重要?

結論:用品があっても行動につながらなければ意味がありません。呼びかけは「事故を防ぐ行動導線」です。

備品があっても、行動につながらなければ意味がない

WBGT計や冷却用品、応急セットをそろえても、作業者が「いつ・何を・どうすればよいか」を分かっていなければ事故は防げません。呼びかけは、備えを実際の行動につなぐ最後の一押しです。とくに熱中症は、初期症状の放置や対応の遅れが重症化の主な原因になりやすいといわれており、早めに気づいて行動に移すことが何より重要です。

「大丈夫?」ではなく、行動まで伝えるのがポイント

「大丈夫?」とだけ聞くと、多くの人は反射的に「大丈夫です」と答えてしまいます。これでは異変を見逃しかねません。「一度作業を止めましょう」「休憩所へ移動しましょう」「水分を取りましょう」「責任者へ報告します」のように、相手が断りにくく、次の行動が明確になる声かけを心がけましょう。

補足:2025年6月から職場の熱中症対策が義務化されています

2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則により、暑熱環境下での作業がある事業者には、熱中症のおそれがある人を早期に把握し報告するための体制を整え、作業者に周知することなどが義務づけられました。「誰が・誰に・どう報告するか」を事前に決め、現場全体で共有しておくことが求められます。呼びかけは、この報告体制を実際に機能させるための具体的な手段でもあります。なお適用される作業の範囲や詳細な対応は事業場ごとに異なるため、最新の通達や産業医・専門家の確認もあわせてご検討ください。

まず押さえたい!熱中症対策の呼びかけ例文の作り方

結論:呼びかけは「状況+行動+報告先」で作ると、聞いた人がそのまま動けます。

呼びかけ文は「状況+行動+報告先」で作る

「今日は暑い(状況)→ こまめに水分・塩分を取る(行動)→ 体調が悪ければ班長へ申し出る(報告先)」のように、3点をセットにすると伝わりやすくなります。さらに呼びかけは、目的別に次の4種類に分けて使い分けると整理できます。

① 予防の呼びかけ

作業前・朝礼・出勤時に注意を促す

② 行動を促す呼びかけ

休憩・水分補給・空調服着用・涼しい場所への移動を促す

③ 異変に気づく呼びかけ

顔色が悪い・ふらつく・受け答えがおかしい人へ声をかける

④ 緊急時の呼びかけ

作業中止・冷却・報告・救急要請につなげる

呼びかけで入れたい5つの要素

要素
今日の暑さ本日は気温・湿度が高く、熱中症に注意が必要です
具体的な行動こまめな水分補給、日陰での休憩、空調服の着用
タイミング作業前、休憩時間、10時・12時・15時など
申し出先現場責任者、班長、安全衛生担当者
緊急時対応作業中止、冷却、必要に応じて救急要請
朝礼で熱中症対策の声かけを行う現場責任者

朝礼で使える熱中症対策の呼びかけ例文

結論:その日の暑さと「申し出先」を必ず添えると、朝礼の一言が行動につながります。

基本の朝礼例文

本日は気温・湿度ともに高く、熱中症に注意が必要です。 作業前から水分補給を行い、のどが渇く前にこまめに水分・塩分を取ってください。 少しでもめまい、頭痛、吐き気、強いだるさを感じた場合は、我慢せずすぐに班長または現場責任者へ申し出てください。

建設現場向けの朝礼例文

本日は屋外作業が多く、直射日光と照り返しで体感温度が高くなる見込みです。 ヘルメット、安全帯、作業服で熱がこもりやすいため、決められた休憩時間以外でも体調に違和感があれば作業を止めてください。 無理をすることは安全作業ではありません。体調不良は早めに報告をお願いします。

工場・倉庫向けの朝礼例文

本日は屋内でも熱がこもりやすく、倉庫内や出荷場、機械周辺では熱中症に注意が必要です。 作業場所ごとに暑さが違うため、水分補給と休憩を必ず行ってください。 顔色が悪い人、ふらつきがある人を見かけた場合は、本人任せにせず近くの責任者へ知らせてください。

熱中症警戒アラート発表時の朝礼例文

本日は熱中症警戒アラートが発表されています。 通常以上に熱中症リスクが高いため、作業中は必ず水分・塩分補給を行い、休憩を前倒しで取ります。 体調不良の申し出があった場合は、作業を続けず、すぐに休憩所で冷却・確認を行ってください。

職場・社内メールで使える熱中症対策の注意喚起例文

結論:件名を具体的にし、本文では「行動」と「申し出先」を明記。社外向けは柔らかい依頼形にします。

社内全体向けメール例文

件名:【注意喚起】熱中症対策へのご協力のお願い

各位 お疲れさまです。連日、気温・湿度の高い日が続いています。 熱中症予防のため、以下にご協力をお願いします。 ・のどが渇く前のこまめな水分・塩分補給 ・休憩時間の確実な取得と、必要に応じた前倒し休憩 ・体調に違和感がある場合は無理をせず、所属長または安全衛生担当へ申し出る めまい・頭痛・吐き気などのサインがある場合は、我慢せず早めの報告をお願いします。

管理者・現場責任者向けメール例文

件名:【管理者各位】本日の熱中症対策と報告体制の確認

管理者各位 本日は暑さ指数が高くなる見込みです。各現場で以下の対応をお願いします。 ・朝礼での熱中症注意喚起と、本日の休憩タイミングの周知 ・体調不良者が出た場合の連絡先・報告ルートの再確認 ・休憩所の冷却用品、飲料、応急対応用品の在庫確認 体調不良の報告があった際は、本人の自己申告だけで判断せず、作業を止めて休憩・冷却・状況共有を行ってください。

来客・協力会社向け案内文

件名:暑さ対策へのご協力のお願い

関係者各位 平素より大変お世話になっております。 このところ厳しい暑さが続いておりますので、ご来場・作業の際は、こまめな水分補給と無理のない行動をお願いできますと幸いです。 休憩スペースをご用意しておりますので、体調に不安がある場合はご遠慮なくお声がけください。 どうぞご自愛のうえ、お過ごしくださいませ。

職場に熱中症対策の注意喚起ポスターを掲示している様子

掲示物・ポスターに使える短い呼びかけ例文

結論:掲示は「遠くからでも読める短文」が鉄則。休憩所・入口・更衣室・点呼場など人が集まる場所に貼ります。
のどが渇く前に水分補給!
暑い日は無理をしない。早めの休憩が安全作業です。
体調不良は我慢せず、すぐに報告。
めまい・頭痛・吐き気は熱中症のサインかもしれません。
いつもと違うと感じたら、作業を止めて休憩所へ。
声をかけ合って、熱中症を防ぎましょう。
休憩・水分・塩分補給は仕事の一部です。

工事現場・屋外作業で使える呼びかけ例文

結論:屋外は時間帯で暑さが大きく変わります。作業前・作業中・休憩前後で声かけを変えましょう。

作業開始前

本日は日差しが強く、午後にかけて気温が上がる予報です。 作業前に水分を取り、各自の飲料と塩分補給品を必ず手元に用意してください。 体調が優れない人は、作業に入る前に班長へ申し出てください。

作業中

暑さが厳しくなってきました。10分後に一度全員で手を止め、日陰で水分補給を行います。 高所・単独作業の人は、無理に続けず近くの人に声をかけてから休憩してください。 ふらつきや頭痛を感じたら、その場で作業を止めて知らせてください。

休憩前後

休憩に入ります。日陰や休憩所へ移動し、水分・塩分をしっかり補給してください。 休憩後は、体調を確認してから作業に戻ります。少しでも不調がある人は、戻る前に申し出てください。

工場・倉庫・配送現場で使える呼びかけ例文

結論:屋内・車内も油断は禁物。場所ごとの熱のこもりやすさに触れると説得力が増します。

工場向け

機械周辺や炉の近くは特に熱がこもりやすくなっています。 こまめに送風機の前やスポットクーラーのある場所で体を冷やし、水分補給を行ってください。 体調に異変を感じたら、ラインを無理に続けず、まず班長へ知らせてください。

倉庫向け

倉庫内は風が通りにくく、奥や上層ほど暑くなりやすい場所です。 決められた休憩に加え、暑さを強く感じたら早めに涼しい場所へ移動してください。 近くに体調が悪そうな人がいたら、本人任せにせず声をかけ、責任者へ共有してください。

配送・積み込み向け

荷室やトラック車内は短時間でも高温になります。積み込み・荷下ろしの合間に必ず水分を取ってください。 運転中も含め、体調がすぐれないときは無理をせず安全な場所に停車し、休憩と連絡を行ってください。

イベント・施設・店舗で使える呼びかけ例文

結論:来場者には「休憩場所の位置」までセットで案内すると、行動につながります。

会場アナウンス例文

ご来場の皆さまにお願いいたします。本日は気温が高くなっております。 こまめな水分補給と、無理のない行動をお願いいたします。 休憩スペースは会場〇〇にご用意しております。体調がすぐれない場合は、近くのスタッフへお声がけください。

屋外イベント向け例文

本日は熱中症警戒アラートが発表されています。直射日光の下では体感温度がさらに高くなります。 日陰での休憩、水分補給をこまめに行い、お子さま・ご高齢の方には周囲の方も声かけと見守りをお願いいたします。

スタッフから来場者への声かけ例文

少しお疲れのご様子に見えます。あちらの休憩スペースで一度涼んでいかれませんか。 お水もご用意しています。ご気分が悪いようでしたら、すぐにスタッフへお声がけください。

熱中症が疑われる作業者に声をかけて休憩を促す安全担当者

体調が悪そうな人への声かけ例文

結論:本人の「大丈夫」を鵜呑みにせず、断りにくい形で具体的な行動を促すのがコツです。

顔色が悪い人への声かけ

顔色が少し悪いように見えます。 念のため、一度作業を止めて休憩所へ行きましょう。 水分を取って、責任者にも状況を共有します。

ふらついている人への声かけ

少しふらついているように見えます。 このまま作業を続けるのは危ないので、一度座れる場所へ移動しましょう。 近くの人にも声をかけます。

本人が「大丈夫」と言う場合の声かけ

大丈夫と言ってくれてありがとう。 ただ、今日は暑さが厳しいので、念のため5分だけ休憩しましょう。 安全確認のためなので、無理せず一度水分を取ってください。

緊急性がありそうな場合の声かけ

すぐに作業を止めます。 涼しい場所へ移動して、体を冷やします。 受け答えがはっきりしない、吐き気やけいれんがある場合は、すぐに救急要請します。

ご注意

「この対応だけで大丈夫」とは考えないでください。意識がはっきりしない、受け答えがおかしい、吐き気、けいれん、自力で歩けない・水分が取れない、症状が改善しない場合などは、ためらわず医療機関への相談や救急要請を検討してください。自力で水分が取れない人に無理に飲ませないことも大切です。
停電や空調停止時に備える熱中症対策用品のイメージ

停電時・空調停止時の熱中症対策呼びかけ例文

結論:停電時はエアコン・工場扇・スポットクーラーが使えなくなります。電気に頼らない備えと呼びかけがカギです。

停電時の社内アナウンス例文

現在、停電により空調設備が停止しています。 室内でも熱中症リスクが高まる可能性がありますので、無理な作業は控え、涼しい場所への移動、水分・塩分補給、体調確認を行ってください。 体調に違和感がある方は、すぐに責任者へ申し出てください。

工場・倉庫での呼びかけ例文

空調・送風設備が停止しているため、通常よりも熱がこもりやすい状況です。 作業を継続する場合も、短時間ごとに休憩を取り、体調不良がある場合は直ちに作業を中止してください。

停電時でも使える備品準備の案内文

停電時や空調停止時は、電気を使う冷房機器だけでは対応できない場合があります。 冷却水、保冷剤、冷却タオル、応急冷却用品など、電源に頼らない熱中症対策用品もあわせて準備しておきましょう。

熱中症対策の呼びかけと一緒に準備したい用品

呼びかけと一緒に準備したい熱中症対策用品

結論:呼びかけを実際の行動に変えるには、移動先・冷却手段・応急対応の備えがセットで必要です。

停電時でも使いやすい応急冷却用品:エマージェンシープール

停電時や空調停止時の熱中症対策では、電気を使う設備だけに頼らない備えも重要です。エマージェンシープール EGP-17555は、電気も組立も不要で、広げるだけで使用できる応急冷却用品です。万が一、重度の熱中症が疑われる場合に、体表面を冷却する備えとして、現場・工場・イベント会場・避難所などで検討しやすいアイテムです。

ご注意

応急冷却用品は、医療機関への相談や救急要請の代わりになるものではありません。意識がはっきりしない、けいれん、吐き気、返答がおかしいなどの症状がある場合は、速やかに救急要請を検討してください。

暑さがこもる場所には工場扇・送風機

「涼しい場所へ移動しましょう」という呼びかけを成立させるには、風を送る設備が欠かせません。工場・倉庫・テント内など、熱がこもりやすい場所に設置しておきましょう。

工場扇の一覧を見る →

局所的な冷却にはスポットクーラー

休憩スペースや特に暑い作業位置をピンポイントで冷やしたいときは、スポットクーラーが役立ちます。

スポットクーラーの一覧を見る →

暑さの負担を減らす衣服・着用品

「空調服を着用しましょう」という呼びかけを支えるのが、暑さの負担を減らす衣服・着用品です。作業内容に合わせて選び、現場で活用しましょう。

よくある質問

Q. 熱中症対策の呼びかけは、どのタイミングで行うべきですか?

作業前(朝礼・出勤時)、作業中の定時休憩(10時・12時・15時など)、作業後の体調確認が基本です。さらに熱中症警戒アラート発表時や停電・空調停止時など、リスクが高まる場面では随時追加で呼びかけます。1日のうち複数回、決まったタイミングで繰り返すことが効果的です。

Q. 熱中症の声かけは「大丈夫?」だけではダメですか?

「大丈夫?」だけでは、本人が遠慮して「大丈夫です」と答えてしまい、対応が遅れることがあります。「一度作業を止めましょう」「休憩所へ移動しましょう」「水分を取りましょう」「責任者へ報告します」のように、相手が次に取るべき行動まで具体的に伝える声かけにするのがポイントです。

Q. 朝礼で毎日同じことを言っても効果はありますか?

繰り返しの呼びかけは意識づけに有効です。ただし毎日まったく同じ文面だと聞き流されやすいため、その日の暑さ指数(WBGT)や天候、警戒アラートの有無を一言加えて変化をつけると、より伝わりやすくなります。

Q. 熱中症警戒アラートが出た日は、どんな呼びかけをすればよいですか?

通常以上にリスクが高いことを明確に伝え、休憩を前倒しで取ること、水分・塩分補給を徹底すること、体調不良の申し出があればすぐ作業を中止して冷却・確認することをセットで呼びかけます。可能であれば作業時間や作業内容の見直しもあわせて検討してください。

Q. 体調が悪そうな人が「大丈夫」と言った場合はどうすればよいですか?

本人の自己申告だけに任せず、「念のため5分だけ休憩しましょう」「安全確認のため一度水分を取ってください」と、断りにくい形で具体的な行動を促します。受け答えがはっきりしない、ふらつく、吐き気・けいれんなどがある場合は、本人の返答に関わらず作業を中止し、冷却を始め、必要に応じて救急要請を検討してください。

Q. 停電時の熱中症対策では何を呼びかけるべきですか?

空調や送風設備が止まると室内でも熱がこもりやすくなります。無理な作業を控え、涼しい場所への移動、水分・塩分補給、こまめな体調確認を呼びかけます。あわせて、電気に頼らない冷却タオルや保冷剤、応急冷却用品などを事前に準備しておくことが重要です。

まとめ|熱中症対策の呼びかけは「行動につながる言葉」にする

熱中症対策の呼びかけは、ただ「注意しましょう」と伝えるだけでは不十分です。休憩、水分・塩分補給、作業中止、報告、冷却、そして必要に応じた救急要請まで、聞いた人が次に取るべき行動につなげることが何より大切です。「予防」「行動を促す」「異変に気づく」「緊急時」の4種類を使い分け、その日の暑さと申し出先を必ず添えましょう。

そして呼びかけを実際の行動に変えるには、移動先となる休憩所、送風機やスポットクーラー、冷却用品、空調ウェア、停電時にも使える応急対応用品といった備えがセットで必要です。言葉と備え、その両輪で現場の安全を守りましょう。

グリーンセレクト 熱中症対策用品特集

呼びかけを行動に変える備えをまとめて確認

熱中症対策の呼びかけを現場で実行するには、休憩所、送風機、スポットクーラー、冷却用品、空調ウェア、応急対応用品などの備えも重要です。グリーンセレクトの熱中症対策用品特集では、現場・工場・倉庫・イベント会場で使える暑熱対策用品をまとめて確認できます。

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